低速なBフレッツを高速なv6プラスに

v6プラスは早くてパケロスも出なかった

2005年にNTT東日本のBフレッツのハイパーファミリータイプ(+ひかり電話)を契約して以来、光コラボも無視して無頓着に使い続けていたこの回線が、ここ数ヶ月で非常にパケロスに悩まされる状態になったので重たいPPPoEから希望のIPoE(v6)に変更することにしたメモ。それでも少量のパケロスは出る。

Bフレッツじゃなかった

光回線を新しく工事しないと行けないのかと調べてみると、ハイパーファミリータイプはすでに終了していて、現在は光ネクストとやらに移行されている事を今更のように認識する。

「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、および「Bフレッツ マンションタイプ」の「フレッツ 光ネクスト」へのサービス移行完了について

移行後、お客さまは「フレッツ 光ネクスト」で提供中のIPv6アドレスを用いたインターネット接続機能やアプリケーションサービスを新規に申し込みいただけます。

どうやら今の回線のままv6プラスに申し込めるもよう。

フレッツ・v6オプション

サービス情報サイトの「サービス申し込み受付ページ」からのお申し込みにつきましても、工事費は必要ありません。

フレッツ回線から申し込むと工事費なしで申し込めるらしいことも把握する。

サービス情報サイト(NGN IPv4)接続方法

認証方式 PPPoE
ユーザ名 guest@v4flets-east.jp
パスワード guest
宛先ドメイン名 *.v4flets-east.jp

マルチセッションでPPPoP接続してアクセスするなつかしのフレッツ会員専用サイトから。 昔(Bフレッツ時代)とユーザ名とドメインが違っていて(光ネクスト用)アクセスするのに苦労したのでメモ。

光回線終端装置

初期には100Mbps回線加入用として提供されたが、実際にはギガビットネットワークに対する通信能力を備えている。このため、ONUや光ファイバーの入れ替え工事をしなくても、100Mbps IPv4ネットワークから、1Gbps IPv4,v6ネットワークにアップグレードできる。

更に現在使用しているONUが100Mbps契約のくせに、最初からGbpsに対応している事をまた今更のように認識する。 これはもう可能ならギガ契約するしかない。

IPv6接続オプションの罠を回避する

v6プラスの情報を調べる中でIPv6接続オプションを契約させられてしまった話を目にした。

「v6プラス」の手続きをしたい (お客さまIDが「COP」で始まり、2014 年 9 月以前にひかり電話の契約をしている場合)

お客さま ID が「COP」で始まる光回線をご利用中で、2014 年 9 月以前にひかり電話の契約をしていた場合、「v6プラス」をご利用いただけない場合があります。

ひかり電話 技術参考資料

COPのタイプの違いを調べても良くわからないのだが、とにかく仕様としてタイプ1とタイプ2があり、116に電話することでタイプ2への変更が無料で出来るので、v6プラスが契約できるようになるとの事。

タイプ1のまま契約すると目的のIPoE(v6プラス)ができない可能性があるらしい。

116に電話した

v6プラスのために、ひかり電話のタイプ1をタイプ2に変更したいと告げると、フレッツ・v6オプションの工事費1000円がかかると言われてしまい焦るが、情報サイトから申し込むのでタイプ変更だけをまずお願いした。

追加で現在のハイパーファミリータイプ時代の機材で本当にギガ契約もできるのか確認したところ、訪問工事無しの宅急便によるひかり電話ルーターの交換だけでONUはそのまま可能との事。ただし月額はすこし値上がりする。これはギガ契約するしかない(2回目)。

結局このギガ・スマートへの変更で工事費の1000円が発生し、更に増えることはないとの事なのでギガ契約とタイプ2への変更とv6オプションを全て同時にお願いした。

プロバイダーのv6プラスのオプション契約はいつ申し込めばよいのかを確認すると、工事予定日の早朝5時に切り替えが完了すると言われ了解した。安心してしまった……。

工事日前日にルーターが到着

ホームゲートウェイ/ひかり電話ルータ (RX-600KI)

「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ」以外をご利用のお客様は、無線LAN機能をご利用いただくためには専用無線LANカードをレンタルしていただく必要があります。

数日後、新しいルーターが届くが頼んでもいない無線LANカードが付属していてこれまた焦るも、どうやらギガスマには標準でついてくるらしい。

安心してルーターを交換してPPPoEの設定をし直し、古いルーターを返送袋につめて送り返し、翌日の工事を待つことにした。無線LANカードは結局使用しなかった。すでに環境あるし……。

最後にハマったかるい罠

個人的には用意周到に準備して無事工事日の朝を迎え、ルーターの管理画面を開くと輝いて見える1Gbps。

あとはプロバイダーにv6を申し込むだけだと、利用中の@nifty会員情報ページを開くがどこにも、v6オプション申し込みへのリンクが無い。

慌ててGoogle先生を利用して見つけた宣伝ページから申し込もうとすると、現在契約中の「Bフレッツコース ファミリータイプ」コースではv6オプションを利用できないとお断りメッセージが表示される事に。

宣伝ページにも書いてあるとおり対象コースが違うらしいので、電話から「@nifty光 with フレッツ」へのコース変更とv6オプションを依頼。月額2000円が1200円になってお得らしい。安くなるのは嬉しいが、116に電話した直後にプロバイダーにも電話しておくべきでした……。

ギガ回線でもPPPoEではこの速度。

ギガ回線でもPPPoEではこの速度。ダウンロード7Mbps

結局土曜日の10時に@niftyにコース変更とv6オプションを依頼し、IPoEが開通したのは翌週火曜日の5時頃でした。(ルーターログ調べ)  電話では数時間から数週間かかりますと言われたが早い方で良かった。

何もしなくても勝手にひかり電話ルーターがPPPoEからIPoEに変更するようで、火曜日の朝にはルーター管理画面から「接続先設定(IPv4 PPPoE)」の中の設定が変更できなくなっていました。

なるほどPPPoEマルチセッションを更に使う場合は追加のルーターが必要になるのはこのためか。

IPoE IPv6になってやったこと

  • ひかり電話ルーターの設定から「IPv6パケットフィルタ設定(IPoE)」を開いて高度に設定する。 高度
  • 高度な設定から「PPPoEブリッジ」を「使用する」、「ファームウェア更新種別」を「手動更新」に。
  • Windowsで無効にしていたIPv6の有効化
  • 使用していないルーターを再利用してPPPoEも同時接続

実はPPPoEでも早くない?

新型コロナ対策のためソフトイーサ社のフレッツ用 PPPoE 実験用アクセスポイントをテレワーク用に無償開放

ISP の PPPoE 通信の一時的な混雑等が原因で、業務上重要な通信が日中快適に行えない場合は、本アクセスポイントを試してみてください。

ギガ化は済んだものの、IPoE化が先延ばしになってしまった期間中、ためしにこのSoftEtherのPPPoEを利用してみたところ「226Mbps(ダウンロード)12Mbps(アップロード)」という速度を体験。PPPoEめちゃくちゃ早いんですけど? パケロスも出ないし? せっかくなのでありがたく利用させていただき用事が終わった後は重たいISPに戻りました。

懸念は……

「@nifty接続サービス」の通信品質向上のための取り組みについて

2020年4月10日より、IPv6アドレスにてインターネット接続されている場合も、お客様に快適にインターネットを利用いただくための通信速度制御の対象となりますため、お知らせさせていただきます。

@niftyさん、IPv6でも規制始めるんですね…。